【コスプレ用 仮面ライダー 新1号 レプリカを造る】
木工パテを塗ったマスクを乾かしています。
その間にタイフーンの作り方を紹介します。
まず資料をたくさん集めて、立体的なサイズを妄想します。
本体表面をプラ板で切り出しました。
ここで紹介するのがコレ。
クラフトロボ!!
いーやこいつはすごいです。
僕が持ってるのはCC330というひとまわり大きい分です。
パソコンで描いた絵やライン、文字どおりに
カッティングシートや紙を切り抜くマシンです。
ちょうどインクジェットプリンタのヘッド部分に回転するカッターの刃が
ついており、ローラーにのった紙を出したり引っ込めたりしながら
切り絵のパフォーマーのように正確にくりぬいていきます。
これを使って窓に貼る文字シールなども作れます。
白いシートが使えるのでおしゃれな窓文字なんかができます。
クラフトロボではシートを使わなくても直接プラ板をセットして使ってます。
(自己責任でおねがいします。)
過程はこんな具合です。(マスクの耳の部分でご説明)
模型資料がある場合は、マスキングテープなどでなぞって魚拓します。
紙に貼ります。
スキャンしてパソコンに取り込みます。
イラストレーターで線をなぞります。
なぞるというか、下書きをもとに綺麗に製図します。
完成形を想像しながらいろいろつじつまあわせが必要です。
左右反転させてもう片方側を作ったりします。
できたら実寸サイズに拡大します。(今回は170%)
それを整理整頓して並べます。
いろんなパーツをまとめて造ったほうがプラ板を節約できます。
空いたところは適当に四角とか作っておくと、なんかの材料になるかもしれません。
立体資料がない場合は想像で製図するしかありません。
写真資料などをとりこんでトレースしてもいいですね。
これをプリントするかのごとくクラフトロボにおくります。
設定は試行錯誤の結果こんなかんじにプリセット保存しました。
速度3cm/s カット圧30 パス1回
ちなみにパス回数とは1回で切れない場合、
同じ箇所を何度も正確になぞってカットしてくれます。
すげーあたまいい頼りになる相棒です。
そしてプラ板をセタップ!してカッティング!
ローラーがジーコジーコ、刃がキュルキュル縦横無尽に駆け巡ります。
切り上がったのがコレ
完全に切り落とさないように設定しましょう。
この状態で小学1年生の紙付録のように
手でパッチンパッチン抜けます。昔お祭りでやった
型抜き菓子状態です。
以上、クラフトロボのご紹介でした。
で、切り抜いたベルト本体を組み上げます。
写真がないのですが、中はバルサ材と木工パテです。
のちに皮部分との取り付けのため、金属ステイとボルトナットを仕込んでます。
周囲をポリパテで埋めていきます
他のパーツも作ります。
風車は問題ないのですが、
問題は黒フチですね。以前は植木鉢の皿で表現しました。
本物の三段立体感に見合うパーツはないものか、
ホームセンターやスーパー、100均に買い物に行くごとに
いろいろ物色しましたが、海苔のフタとか、、、
結局作る以外になさそうですね。
3種類の円を何枚か造り重ねて厚みを出します。
切り抜きはプラ板節約のため半円にしました。
それを接着して組み上げ、土手を削ります!!
正確に土手を削りたいので電動ろくろ方式にしました。
スタンドにつけるドリル、電動ドライバーは、
固定するところの輪の形状が関係してきますので
ドリル購入の場合は固定する場所がある形状なのか慎重に選んでください。
それとスピード調節がダイヤルなどで固定でき手放しで使えるかが重要です。
写真が少ないのですが、本体を組み上げポリパテを削り
サーフェーサーを吹いた状態です。
シルバーを生かすために下地に黒を塗りました。
慌てずゆっくりシルバーを塗り重ねます。
シルバーはよく振ってから吹かないとメタリック成分が
分離して出てくることがあります。
クリアも何層か吹いたあと、鏡面仕上げのためのコンパウンド作業です。
なんだかんだで指塗り削りが性に合ってます。
造ったそれぞれのパーツです。
三段土手のカラーは迷ったのですが艶消しブラックにしました。
本編では艶ありブラックっぽいのですが、
コンプリートベルトがマットな仕様で、かっこいいんですよね。
風車もつや消しに仕上げました。
あとは透明プラ板を丸く切ったものと、
100均でみつけたキッチン排水溝パーツです。
タイフーン次回完成です!
次回につづく
■ベルト編 はじめから見る
■マスク編 はじめから見る